呉式太極拳教室「太極の小径」ができるまで

「100歳まで自分の足で歩ける」身体を作るための呉式太極拳教室、「太極の小径」開設までの物語です

どこに教室を作りたいかで悩む

道具を揃える前から漠然と考えていたこと、どこに教室を作るかです。これを決めるのはかなり大きな判断でした。

 

きちんと調べたわけではないのですが、太極拳教室って、自前でスタジオを構えているところはそれほど多くないとの印象です。よくあるのは、この二つではないでしょうか。

 

(1)公民館や体育館の1室を時間単位で借りる

(2)公園で行う

 

自分が目指している太極拳教室は定期的に身体を動かす環境を提供すること。私が教えている経験から、週1度では体力の維持はできても大幅な向上は図れないと考えています。

 

公民館や体育館を借りた場合、週に複数回やることがかなり難しい気がします。日本にいたときに太極拳を習っていた時には、いずれの教室もこのパターンでした。週に1回しか教室は開かれず、施設に何か行事があったり、他の団体が先に予約をしたりすると、場所を変えたり、教室がお休みになったりしました。

 

公園は、静かなところであれば環境としてはいいと思います。青空の元で太極拳をやると室内で行うのとは違った心の洗濯ができます。天候に左右されるというのが大きな問題です。雨が降ったら中止しなければいけないし、前日に天気予報を見ながら、翌日の教室を休みにすべきかどうかを迷わなければいけないのも結構大変な作業です。前日に決めたことを確実に生徒さんに伝える手段も考えなければならないし。夏は暑い、冬は寒い、ということになると練習に集中することが難しいです。

 

きちんと教えるためには、鏡を見ながら教えることが必要になります。自分が生徒さんをリードするために一緒に動いている時でも、生徒さんがどんなふうに動いているのかを確認する必要があります。生徒さんに自分の姿を鏡で確認して、姿勢なんかを直してもらう必要もあります。公共施設や公園はその意味でも制限が出てきます。

 

いずれの場合も、費用はそれほどかからないので、教室を運営する側にとっても、参加する生徒さんにとっても、お財布には優しいのは大きなメリットではあります。教室を開く側からすると、初期投資がほとんどいらないのも大きな利点です。

 

私の場合、もうひとつ選択肢がありました。鷺宮に自宅があるため、それを改装して教室を行うことです。毎月固定費用を払う必要がないというのは非常に魅力的なのですが、住環境と仕事環境が一緒、というのは、自分にとっても家族にとってもそれなりにストレスになります。最近は在宅勤務も増えてきてそう感じない方もいらっしゃるのだと思いますが、やはり仕事を始める前に自宅の玄関をでて、気分を一新したいと私は感じます。家の作りがちょっと変わっているので、太極拳道場のスペースを作るためには、かなり大掛かりな改装が必要なこともわかりました。

 

あれこれ考えた結果、どこかでスタジオを借りてやろうと心に決めました。生徒さんがきちんと学べる環境を提供するためには、他に選択肢がないように感じました。せっかく教室をやるのであれば、自分も納得のいくものを作りたいと思うようになりました。

 

固定費用をカバーするためにきちんと生徒さんを集めなければいけないし、生徒さんが辞めないように関心を持ってもらえるコンテンツを用意しなければいけないです。でも、これって教室をやろうとしたらあたりまえにやらなければいけないこと。むしろ固定費用をカバーするためにより真剣にこれらのことを考えられたらその方が良いと思えるようになりました。自宅でやってしまったら、コスト意識がなく、そのあたりに対する配慮が疎かになりそうで。

 

ネットでどんな貸物件があるのか少し調べてみたのですがよくわかりませんでした。4月末に東京に一時帰国する際に、不動産屋さんにどんな物件があるのかを教えてもらえるように依頼しました。

 

ちなみに、現在考えている候補地は、自宅がある西武新宿線沿い、下落合、中井、新井薬師沼袋駅周辺です。

 

この覚悟ができて、いよいよ具体的に作業の洗い出しを始めることになります。

 

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