呉式太極拳教室「太極の小径」ができるまで

「100歳まで自分の足で歩ける」身体を作るための呉式太極拳教室、「太極の小径」開設までの物語です

経営理念・ビジョン・ミッション(1) ー ミッション

経営理念・ビジョン・ミッションという三つの単語。何が違うの、って思いませんか?全部必要なのかどうかも良くわかりませんでしたが、とりあえず、これらを決めていくにあたって、自分なりの定義をすることにしました。と言ってもネットから拾ってきた定義ですけど。

 

経営理念: 事業、計画などの根底にある、基本的な考え方。「理想」とする「概念」
ビジョン: 実現を目指す将来ありたい姿
ミッション: 我が社が社会で実現したいこと
 
とりあえず、ミッションは比較的簡単に考えることができました。実現したいことがあるから教室を作ろうと思ったわけですから。
 
「100歳まで自分の足で歩ける」身体を作るためのお手伝いをすること。それを実現したいです。
 
「100歳まで自分の足で歩ける」身体を作るためには何をしなければいけないか。当然体力づくりが必要になります。これまで自分がシンガポールで学んできた呉式太極拳の練習を一緒にやることで、足腰の強化、姿勢の改善を行う環境を提供していきます。
 
「100歳まで自分の足で歩ける」身体を作るためには、体力だけではダメだと思うのです。ストレスを減らして、楽な気分になれることも必要です。気が滅入っているとどうしても、姿勢が前屈みになる、運動をする機会も減ってしまう、結果、きちんと動ける身体から遠ざかってしまう。太極拳は、そのゆっくりとした動きゆえに、身体だけでなく、心もリラックスすることを目指していきます。
 
健康に対して不安に感じている方、ストレスが多くてそれが健康に影を落としている方は、いろいろなアンケートを見ると結構多いようです。それを少しでも減らせるお手伝いをできるような教室を開くことをミッションにしようと決めました。
 
次回は、経営理念をまとめるまでの紆余曲折をお話する予定です。
 
 

 

 

 

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事業計画書の中身

事業計画書をまともに書くのは私も初めてなので、どんなことを書いたら良いかを調べることから始めました。

 

ネットで「事業計画書」って調べてみると、色々な情報が出てきます。内容を埋めれば出来上がるテンプレートみたいなのもたくさんあります。

 

会社を設立をするにあたって役所に提出を義務付けられているわけではありません。では、なんのために書くのでしょうか?実は、この時には自分でも十分に考えていませんでした。会社を作るといっても、どんな会社にしたいのか、何を目指したいのか、目標に達するために何が必要なのか、何にも具体的に答えられない状態だったので、可視化のためにまずは書いてみよう、程度の理由でした。

 

ネットで紹介されているテンプレートは、特定の目的のために用意されたものであることがしばしばあります。例えば、金融機関が用意したものであれば、借入の申請をすることを前提として内容が用意されているように感じます。ある程度やりたい内容が固まっていて、「事業計画書」を用意する目的がはっきりしているのでなければ、安易にテンプレートを埋めるだけの作業はやめた方が良いように思います。

 

私の場合は、まずはあれこれと考えてみることにしました。綺麗な文書を書くのは最後にすることにしました。まずは、情報収集をし始めて、あれこれと考えると、元々自分が持っていた想定が間違っていたり、もっと情報が必要だったりすることがわかってきます。自分の頭の中で、ブレーンストーミングを繰り返していました。具体的にどんな繰り返しがあったかは、おいおいご紹介します。

 

当初、自分で決めた記載内容はこんな感じです。重複する内容はありますが、私のやりたいことを表現するにはこれで十分でした。

 

  1. 経営理念、ビジョン、ミッション
  2. ビジネスモデル
  3. 事業目標
  4. 自社サービス、顧客、競合
  5. 経営資源
  6. 事業戦略
  7. 資本計画、財務予測

 

f:id:Mitchsato17:20220325100735p:plain

 

これをプロジェクト管理ソフトに記載していつごろまでに何をやるのかを決めました。時間的な目標を決めないとダラダラとして進まないのが常なので。本当に怠け者です。

 

ここで表示されている時間軸は、計画時のものではなく、ドラフトを書き終えた時に実際にかかった時間に変更されています。元々はそれぞれのタスクを1週間ぐらいでやっていこうと思っていました。なかなか思ったようにはいかないものです。

 

上の図で見ていただける通り、初めの二つが思った以上に時間がかかりました。次回は、一つ目の話題、「経営理念、ビジョン、ミッション」に関してどんなことを考えたのかをご紹介します。

 

 

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別ブログの紹介 ー シンガポールでの修行の様子です

ちょっとメインなお話からはずれてしまいますが、教室を開くためには当然、教える内容に対する十分な理解と、教えるための技術が必要になります。最近は、それに加えて人格もそれなりに向上させないといけないと強く感じています。

 

修行の内容は別ブログで語っているので、よろしければこちらをご覧ください。

 

 

あまり太極拳の技術的な話はしていませんが、修行の中で気づいたことを書き留めるようにしています。太極拳に関する書籍や記事の紹介もたまに行っています。

 

 

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教室を作るためには何をしたら良いの?

さて、教室を作る時期も、候補としている場所も決まって、道具も揃いました。大きなプロジェクトならプロジェクトチームを作って、メンバーを招集してキックオフミーティング!って感じなんでしょうけど、あいにくこのプロジェクトの参加者は私一人です。今思うと、お酒を飲む口実としてキックオフミーティングを一人でもやればよかったと思わなくもないです。

 

キックオフミーティングがあれば事前にプロジェクトの概要だったり、何を持って成功とするかとか、参加当事者の役割とかも考えておく必要があるのですが、そんなものは作りませんでした。

 

ということで、この間ご紹介したClickupというプロジェクト管理ソフトを開けて、いきなり開業までに必要なタスクの洗い出しを始めました。

 

この間お話しした通り、スタジオを借りることを決めているので、まず思いつくのはスタジオを借りて、必要な改装をすること。

 

 

スタジオを借りるためには、まずはいくらぐらい使っても大丈夫かを知らなければいけないし、そのためにはどのくらいの売り上げが見込めるのかを予想しなければいけない。そのためにはどんなサービスを提供するのかを決めないといけない。ということで、次に思いついたタスクは「起業計画書を書くこと」でした。

 

どんな学校にするのかが決まると、それに向かって生徒さんを集めないければいけません。なので「マーケティング」活動をすることも必要になります。

 

マーケティング」の一環ではありますが、「ホームページ」もつくならないといけません。

 

うちの場合は、シンガポールで使っている今のコンテンツは、英語、中国語、広東語の混ぜこぜでできているので、それらを日本語化、そして日本の人たちに合うように日本化しないといけません。シラバスシンガポールの学校はしっかりとしたものがあるわけではないので、自分で作る必要があります。ということで、「コンテンツの用意」という作業が出てきます。

 

実際に教室を運営していくためには、裏方の作業として、請求や会計処理、問い合わせにどう答えていくかなどなど、日々の作業を想定して、具体的にどう運営していくかを決める必要があります。これらを「開業準備作業」という括りでまとめることにしました。

 

「会社設立」も必要な作業です。そもそも法人化が必要かどうかの判断をしなければいけないのですが、仮に必要だということになった場合、どのような会社形態にするのかを決めなければいけないし、決まった内容にそって作業を行っていく必要もあります。個人事業主として青色申告でやっていく可能性がないわけでないですが、今回は、将来の可能性を見据えて法人化をしようかと思っています。

 

以上、とりあえず思いついた作業グループです。それをソフトに入れていきます。それぞれの作業グループにどんな具体的な作業があるのかは、これから入れていきます。

 

f:id:Mitchsato17:20220318120113p:plain

 

この作業グループに関しては、全てを網羅しようとすると時間も頭も使わなければいけないので、常識で大体の作業がカバーできる程度で良いのではないかとおもます。足りなければ後で足せばいいだけですし。でも、こう考えられるのは、時間に余裕があるからでもあります。時間がタイトなプロジェクトで、出戻りが許されなかったりすると、作業の洗い出しは本当に神経を使います。

 

まだ時間的な余裕があるので行っていませんが、本来であれば、開業日を決めて、そこから何週間前までにどの作業をやらなければいけないか、ある作業を行うために事前に終わらせておかなければならない作業はなんなのか、などを考える必要があります。

 

この段階では、まだどんな教室にしたいのかの青写真すらできていなかったので、ここの作業グループを具体化させるのに先立って、まずは「起業計画書」を書き始めることにしました。

 

次回からは、「起業計画書」をどんなふうに書き始めたかを話しながら、具体的にどんな教室を目指すことになったのかを徐々に明らかにしたいと思います。

 

 

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どこに教室を作りたいかで悩む

道具を揃える前から漠然と考えていたこと、どこに教室を作るかです。これを決めるのはかなり大きな判断でした。

 

きちんと調べたわけではないのですが、太極拳教室って、自前でスタジオを構えているところはそれほど多くないとの印象です。よくあるのは、この二つではないでしょうか。

 

(1)公民館や体育館の1室を時間単位で借りる

(2)公園で行う

 

自分が目指している太極拳教室は定期的に身体を動かす環境を提供すること。私が教えている経験から、週1度では体力の維持はできても大幅な向上は図れないと考えています。

 

公民館や体育館を借りた場合、週に複数回やることがかなり難しい気がします。日本にいたときに太極拳を習っていた時には、いずれの教室もこのパターンでした。週に1回しか教室は開かれず、施設に何か行事があったり、他の団体が先に予約をしたりすると、場所を変えたり、教室がお休みになったりしました。

 

公園は、静かなところであれば環境としてはいいと思います。青空の元で太極拳をやると室内で行うのとは違った心の洗濯ができます。天候に左右されるというのが大きな問題です。雨が降ったら中止しなければいけないし、前日に天気予報を見ながら、翌日の教室を休みにすべきかどうかを迷わなければいけないのも結構大変な作業です。前日に決めたことを確実に生徒さんに伝える手段も考えなければならないし。夏は暑い、冬は寒い、ということになると練習に集中することが難しいです。

 

きちんと教えるためには、鏡を見ながら教えることが必要になります。自分が生徒さんをリードするために一緒に動いている時でも、生徒さんがどんなふうに動いているのかを確認する必要があります。生徒さんに自分の姿を鏡で確認して、姿勢なんかを直してもらう必要もあります。公共施設や公園はその意味でも制限が出てきます。

 

いずれの場合も、費用はそれほどかからないので、教室を運営する側にとっても、参加する生徒さんにとっても、お財布には優しいのは大きなメリットではあります。教室を開く側からすると、初期投資がほとんどいらないのも大きな利点です。

 

私の場合、もうひとつ選択肢がありました。鷺宮に自宅があるため、それを改装して教室を行うことです。毎月固定費用を払う必要がないというのは非常に魅力的なのですが、住環境と仕事環境が一緒、というのは、自分にとっても家族にとってもそれなりにストレスになります。最近は在宅勤務も増えてきてそう感じない方もいらっしゃるのだと思いますが、やはり仕事を始める前に自宅の玄関をでて、気分を一新したいと私は感じます。家の作りがちょっと変わっているので、太極拳道場のスペースを作るためには、かなり大掛かりな改装が必要なこともわかりました。

 

あれこれ考えた結果、どこかでスタジオを借りてやろうと心に決めました。生徒さんがきちんと学べる環境を提供するためには、他に選択肢がないように感じました。せっかく教室をやるのであれば、自分も納得のいくものを作りたいと思うようになりました。

 

固定費用をカバーするためにきちんと生徒さんを集めなければいけないし、生徒さんが辞めないように関心を持ってもらえるコンテンツを用意しなければいけないです。でも、これって教室をやろうとしたらあたりまえにやらなければいけないこと。むしろ固定費用をカバーするためにより真剣にこれらのことを考えられたらその方が良いと思えるようになりました。自宅でやってしまったら、コスト意識がなく、そのあたりに対する配慮が疎かになりそうで。

 

ネットでどんな貸物件があるのか少し調べてみたのですがよくわかりませんでした。4月末に東京に一時帰国する際に、不動産屋さんにどんな物件があるのかを教えてもらえるように依頼しました。

 

ちなみに、現在考えている候補地は、自宅がある西武新宿線沿い、下落合、中井、新井薬師沼袋駅周辺です。

 

この覚悟ができて、いよいよ具体的に作業の洗い出しを始めることになります。

 

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2022年1月7日 ー 道具を揃える

2022年1月7日にいよいよ教室づくりに着手しました。

 

まず最初にやったこと。教室を開く時期を決めました。今までこれが決まっていなかったので具体的に全く作業が進んでいませんでした。ビザの期限との関係で、シンガポールを離れるのが2023年の7月、そこから最終的な準備を始めて2023年10月に最初の教室を開くことにしました。

 

帰国してから3ヶ月そこいらでは少し短い感じもしましたが、事前準備をしっかりやることでなんとかやりきろうと思っています。

 

名前も決めてしまおうと思ったのですが、なかなか決め切りませんでした。というか、いいアイデアが出てきませんでした。自分の子供の名前を決める時にはそんなに悩まなかったのに。名前はとりあえず「鷺斎呉式太極拳教室(仮)」ということで進めることにしました。「鷺斎(ろさい)」というのは私の雅号です。中野区の鷺宮という場所に長いこと住んでいるので、そこに書斎を構える人、という意味で、少し前に自分で勝手につけました。正式な名前は2ヶ月ぐらい後に決めることになります。

 

形から入る性分で、プロジェクトとしてしっかりやりたいと思い、道具を揃えることにしました。まず用意したのが、一冊のノート。見ての通りなんの変哲もない普通のノートです。表紙に紙が貼ってあることからご理解いただけるように、使わなくなったノートの再利用です。

 

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それからたくさんの付箋。ノートは何かを綺麗に整理する、というよりは、色々な考えととにかく書き留めて、頭の整理をするために使いました。付箋もベタベタと貼っていきます。そのうち中身の写真を公開することもあると思いますが、正直、中身は飛び回っています。でも、思いついたことを書き留めると、それをもう一度自分の頭で考え直してみる機会ができるのでよかったです。

 

もう一つ用意したもの、それはプロジェクト管理のソフトです。開業まで1年半という足の長いプロジェクトなので、時間的な目標をきちんと立てないと進まないかもしれない、というのが表向きの理由です。単にかっこよさそうだから使ってみたかっただけです。

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マイクロソフト・プロジェクトは結構高価だし、絶対に必要なものでもないので、フリーソフトで探すことにしました。

 

こんなサイトを参考にしながら、いくつか使ってみました。

【2021年最新】タスク管理ツール比較|我妻あかね|note

 

ClickUpっていうソフトを最終的には使うことにしました。タスクを管理しやすいと感じたのと、先行タスクの紐付けが簡単にできることが決め手です。

 

これから詳細は書いていきますが、事業計画書のドラフトを書き終えた今、このツールがあったおかげで時間通りに作業を進められたと思っています。定期的にこのソフトを眺めて、予定と進捗を確認することができました。

 

この先もっと作業が多くなっていくと、このソフトがますます重要になる気がします。事業計画書の作成までは自分だけの作業でほぼ済みますが、これから先は他の方々を巻き込まなければいけない(不動産業者さんであったり、教室のデザインをしてくれる方、Webサイトを作ってくれる人、会社設立の手伝いをしてくれる人などなど)ということになると、誰に何をいつまでにやってもらう必要があるか、何が終わっていないと次に進めないのか、の確認が必要になってくると考えています。

 

さて、こんな道具を揃えました。次回は、具体的な作業に入っていきます。

 

 

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はじめの一歩 ー 前回の起業経験

今まで会社を作ったことは何度かあります。直近ではシンガポールで自分の会社を作りました。この時にはすでに目先の売り上げを得るためのお客様がお客様がついていたこと、それ以上にお客様を増やして会社を大きくするつもりも、長い間営業を続けるつもりもなかったこと、自分以外の従業員を雇うつもりもなかったこと、等々、かなり軽い感じの起業でした。

 

やったことは、名前を決めて、ロゴを作って(デザインが得意な娘が作ってくれました)、税理士事務所に行って会社を作る手続きをしただけでした。株式会社にしたので書類は結構多かったですが、全部税理士さんがやってくれました。銀行口座を開けるもの、当局への届出も基本的に全てアレンジしてくれたので、自分は署名を何度かするだけで全て終わりました。支払った金額は、はっきりとは覚えていませんが、大した金額ではなかったと思います。会社を作るのは簡単だなぁ、って感じました。資本金も大して積む必要がなかったし(注)。

 

会社の設立目的や会社が業務として行うことは定款に書かなければいけないので、一応考えましたが、基本的には既存のお客さまに頼まれていることをそのまま記載しました。この会社を通じて何かを達成したい、という思いも特になく先に進みました。

 

このほかに準備しなければいけなかったのは、営業を始めてからの会計処理と請求書の用意ぐらいです。会計処理はソフトを使うことも考えましたが、Excelで十分だという結論にしました。請求書は、以前勤めていた会社のフォームを真似てワードで作って終わりにしました。

 

新規営業をやる気がなかったので、マーケティング活動のための準備は何もしませんでした。ウェブサイトも作りませんでした。名刺は一応作りましたが、渡したことはほとんどありません。

 

ちなみに、日本の会社が作ったソフトウェアを東南アジアの銀行に紹介することを生業としていました。コロナが始まってからシンガポールの外への営業の機会が失われてしまったので、今ではかなり低調な感じになりました。でも、おかげで太極拳の修行に集中できました。

 

会社を作ってもうすぐ第6期が終わりますが、まだほぞぼそと続けています。でも、箱としての会社を作るのはそれほど面倒な作業ではありませんでした。来年の夏、この会社を通じて取得している就労ビザが切れたら畳もうかと思っています。それが「太極の小径」を開設する時期と重なります。

 

今回、自分の太極拳教室を作るにあたって作業を始めてからすぐに、この時とはやらなければいけないことがかなり違うことに気がつきました。

 

まず初めにやったこと、その中で気がついたことを次回は書きたいと思います。

 

(注)会社を通じて外国人に対して就労ビザを発行しなければならない場合には、給与の支払いが確実に行われることを示せる程度の資本を積まないと就労ビザが許可されません。お気をつけください。

 

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